ミニマリストならベジタリアンになろう

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健康になる一番の方法はサプリメントを取ることでも、体に良い物を探し続けることでも、病院で定期健診することでもありません。自分が口にする食べ物をちゃんと管理することです。

動物性脂肪は人間の体では消化しきれず脂肪やがんのもととなって体に蓄積されていきます。がんや大病を防ぐ一番の方法は、まず肉の摂取を控えることだと僕は思っています。

肉一切れを作るには一日分の人間の食料が必要とされるそうです。もちろんその食料は発展途上国の人たちが食べる予定だったものなわけで。それに食中毒のほとんどは肉か魚が原因です。

肉には大量の寄生虫が湧いています。海外で肉を食べたことのある方は分かると思いますが、海外ですぐにお腹を壊すのは寄生虫が殺されていないからです。日本でお腹を壊さないのはそれをすべて殺すために強力な殺虫剤を使っているからです。

また新鮮な肉を食べるため人間が合理性を追求した結果、牛たちは屠殺場で半殺しにされるそうです。脳みそにトンカチで穴を開けて血だけ抜いて首を半分だけ切って半殺しのまま輸送してできるだけ新鮮な状態を保ちます。

魚も同じだと僕は考えています。人間が摂取しすぎた結果世界中の魚は2048年に全滅すると言われていますし、食中毒発生率は肉より高いです。また一部の魚には水銀が含まれていますので摂取すると一緒に取ることになります。

ミニマリストとして自分の体を大切にして食も少しずつミニマムにしてみてはどうでしょうか。

 

ベジタリアンの種類ですが、日本語でまとまっている表がひとつも無かったので自分で作りました。以下の通りです。(クリックで拡大します)

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日本では知っている人がほとんどいないですが、実はこんなにあるんですね。少し説明していきましょう。

 

フルータリアン

ベジタリアンの最上級。地面に落ちた果実のみ食べるという思想。摂取してもそのものが死なない食べ物のみを摂取する。(りんごは採っても木は死なないが、ニンジンは採ったら死んでしまう)
かのスティーブ・ジョブズはこの主義でした。食べられるものは「りんご、桃、みかん、プラム、ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、ベリー、ナッツ類」などが代表的なものです。

ローベジタリアン

48℃以上加熱処理したものは食べないという思想。フルータリアン+生野菜を摂取する。食材そのものを味を大切にし、調理によって食べ物の繊維が破壊されるのを避ける。

ビーガン

肉、魚、卵、乳製品、はちみつや工業的に生産された革製品を避ける思想。心臓があるものからの摂取を一切避ける。僕はこれです。

ラクトベジタリアン

魚、肉、卵は食べないが乳製品は食べる思想。

オポベジタリアン

魚、肉、乳製品は食べないが卵は食べる思想。

ラクトオポベジタリアン

純粋に肉、魚を食べない人たち。

ポロタリアン

魚と赤肉だけ食べない思想。(赤肉とは牛肉や羊肉のこと。白肉とは鶏肉、子牛肉、豚肉、家兎肉のこと)

ペスカタリアン

赤肉だけを避ける思想。魚はオッケー。フィシュタリアンとも呼ばれることもあります。

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栄養の面や好き嫌いから様々な考えに派生したようです。外国人の方々は表の下から上にだんだん変えていって自分に一番合うのを見つけるそうです。一ヶ月ごととか。楽しそうですね。

ひとつ言えるのは少なくとも一番下のペスカタリアンからでも始める価値は十分にあります。いきなりフルータリアンになるのは危険ですし、栄養の面もありますので。

赤肉だけは有害というのはどの思想でも一致しています。どの思想もマルがついていません。赤肉の摂取をやめるだけでも体の調子は良くなり気分も軽くなります。まずはそこからはじめてみてはどうでしょうか。