おすすめの本たち(随時更新)

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📕「資本主義の次に来る世界」ジェイソン・ヒッケル(野中香方子訳)
アマゾンのおすすめに偶然出てきて、面白そうだから買ったら大当たりだった本。コロナ後に発行された本のなかで、表彰台にのぼる重要な本だと思う。少なく減らすなかに豊かさがあるのだよ、ということが書いてある。決して絶望的な未来、みたいなことが書いてあるのではなく、希望や良くなるほうへと展開していくには、どうすれば良いかが書いてある。一度読んでみてもいいかもしれない。

📕「ガメ・オベールの日本語練習帳」ジェームズ・フィッツロイ
ブログとツイッターで知った作家。これを読める人は友達になれると思う。出版にもひと悶着あって大変だったから、なかなか手に入らないかもしれないけれど、Kindleで読めるので、読んでみてほしい。そうそう、日本人は誤解しやすいけど、日本語の本=日本人が書いた日本に住む日本の作家、ということではない。そういった面で、僕にとって新しいパースペクティブであった。

📕「フロー体験 喜びの現象学」M・チクセントミハイ(今村浩明訳)
最近亡くなってしまった著名な心理学者の本。人類にとって重要なことがたくさん書いてある、といろんなところでよく話しに出る本。一冊買って人生のあいだ、ずっと手元に置いて研究資料として保存した方が良いと思う書。いまの時代には珍しく、文字は小さいし、内容もかなりボリュームがあるので、一気に読み切るのは難しいと思う。ただ、すべて科学的に書かれているし、すべて引用元も書かれているので、論文的な価値としても十分ある本だ。

📕「アート・スプリット」ロバート・ヘンライ(野中邦子訳)
これは、ツイッターを作った人(イーロン・マスクじゃないよ)が、講演でおすすめしていたから買った本。一言では言えないが、アートの神髄とは何か、を書かれている本があるとするならば、この本くらいなのではないか、と思う。ただし、手紙や彼の発言をまとめて本にしたので、個人の総集編という感じ。だから一冊を通してすべてつながっているわけではない。

📕「21Lessons 21世紀の人類のための21の思考」ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之訳)
これは言わずもがなかもしれないけれど、まあ、読んでおいた方がいいよね、と言う本。彼の著作のなかでは、これが一番まとまっているのではないかな、と思う。一回読んだだけでは分からないことも多いと思う。だから何度も何度も繰り返し読んで、車の免許を取る、みたいに内容を努力して飲み込むようにしたほうが後の人生にプラスになる、と僕は思う。

📕「それでも3月は、また」多和田葉子ほか
これは仲の良い、作家仲間の友人に「毎年三月に必ず読むんだ・・・」と教えてもらった本。はじめてこの本に目を通したときは、開いた口がふさがらなかったというか、久しぶりに衝撃を受けた本。少なくとも東日本大震災を経験したり、とかトラウマになったとか、ユーチューブで災害のを観てしまうという人がいたら、これは必ず読んでおいたほうが良いと思う。すごい感情に襲われることは保証する。ぜひ読んだ人は感想を他の人にシェアしよう。